神戸不動産リアルティスタッフコラム「変化できる企業」だけが生き残る

スタッフコラム

2025.08.23

「変化できる企業」だけが生き残る

お世話になります。

神戸不動産リアルティの白石です。

残暑厳しい折ですが、皆様いかがお過ごしでしょうか?

参議院選挙が終わり、未だ混乱を極める日本の政治ですが、動乱が続く世界情勢の中、しっかりと経済成長に舵を切りアクセルを踏んでもらいたいと願うばかりです。また、減税ムードが漂う中、財源確保の矛先が法人税に向かうことがないよう祈っている今日この頃です。物価上昇を上回る賃上げを政府が掲げるなら、国内企業の99.7%の割合である中小企業を虐めるような施策は是非やめていただきたいと思っています。

さて、先日、とある記事を見て、改めて強い危機感を抱くことがありました。まず一つ目の記事が「中古車販売、倒産相次ぐ」という内容(7月6日・日本経済新聞)。

内容はというと、今年、2025年1月〜5月の中古車販売会社の倒産件数が、前年同期比で56%増加。リーマンショックを超える、過去最高に迫る勢いで、全国的に経営破綻が相次いでいるというものでした。

背景にはいくつかの要因があります。

①中古車価格の高騰
コロナ以降、半導体不足等、新車供給の停滞により中古車価格は高止まりしています。そこに円安が重なり、海外バイヤーが良質な日本車を大量に買い漁るようになり、国内販売業者は仕入れが困難に。

②金利の上昇・ローン審査の厳格化
消費者の購買力が落ちている中で、ローンの審査は厳しくなり、買いたくても買えない状況が広がっている。

③資金繰り悪化と経営の遅れ
旧来型のビジネスモデルに固執し、時代の変化に対応できなかった企業が、コスト高・集客難・人材難の三重苦に耐えられず、次々と市場から姿を消している。

一方で、「10年先を見据える企業」が伸びているという現実

「潤う企業、10年先に照準を当てている企業」という別の記事。今の日本で成果を出している企業は、「目の前」ではなく「10年後」を見据えた経営をしているという内容です。

記事の調査によれば、上場企業のうち、3~6年先、あるいは10年以上先を視野に入れて経営計画を立てている会社ほど、株価の成長率・利益率が高いというデータが出ていました。

実際、短期目線で経営計画を出しても、その効果は限定的で、むしろ「発表直後に少し株価が動くだけ」というのが現実で、それに対し、10年ビジョンや長期目標を掲げて人材育成・技術投資・顧客基盤の再構築を行っている企業ほど、持続的な成長を遂げているという内容でした。

では、我々のような中小企業が生き残るには何が必要か。時代の変化とともに考えられることが何かを考えたいと思います。

~人材不足の波 人が採れなければ衰退する~

今、国内では毎年生産年齢人口が減っています。当社の業界においては労働集約型ビジネスですので、単純な話「人が採れなければ会社は成長しない」という現実。私が会社でよく言うことですが、自社を成長させるうえで、絶対に外せない要素が①集客②採用③育成の3つ。創業当初からこの3つは特に重要ち位置づけてきました。その中の一つである採用で、「採用なくして成長無し」といってもいいくらいです。

~物価上昇など、企業の経済活動におけるコスト増~

最近の物価上昇に伴い、ありとあらゆる経費が上がっています。例えば、営業車の燃料代や車検代、修繕費、保険代、水道電気の光熱費、消耗品等の事務経費、PC等のOA機器やサービス料。人件費や資金調達である借入金の利上げも大きく負担が増えています。企業の経済活動における全てのコストが上がっている中、付加価値、生産性の向上ができなければ収益を圧迫し、競争力が低下し、次の投資が出来なくなります。市場から選ばれる理由、企業価値の向上、高稼働、高生産性の組織への実現が求められます。

~自社の既存ビジネスモデルから複数の事業展開へ~

既存の市場、既存のサービスだけでなく、新たな市場、新たなサービスといった事業領域の展開が必要となります。それ以外に、時代のトレンド、今後の企業成長においてある意味「必須」といえるM&Aも私達が見えていないところで急速に進んでいます。
競合他社を「潰す」より「組む」、ノウハウを「盗む」より「買う」時代となります。加速度的に成長させるならM&Aや業務提携の選択を積極的におこなう必要があります。

~AIの進化 、時代の変化に取り残されない適応力が求められる~

これからの多くのビジネスシーンで、AIの活用が必要となります。分析や判断、予測を担う時代となります。経験や勘も大事ですが、それに加え、このAIを活用する経営手法も取り入れる必要があり、それが他社ライバルに対しての優位性を示す結果となります。とくに生産性向上の面ではAIを活用しての時間短縮はかなり重要となります。生産性向上、時間短縮のためにもどれだけAIを味方につけ、活用できるかが企業の生産性向上、競争力向上に直結します。

これだけではないと思いますが、今は昔よりも時代の変化が早くなっています。時代の変化に取り残されることなく、変化を恐れず永続的に成長する企業を目指したいと思います。強い者が生き残るのではなく「変化できる者」が生き残る、は有名な言葉です。不確実な時代だからこそ、強く、しなやかに、将来を見据えて進んでいきたいと思います。

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